
格安SIM利用者「もっと節約したいので、080や090等の電話番号を捨ててデータ通信SIMだけにしたい。その際起こるデメリットの対応策とメリットについて知りたい」
本記事ではそんな疑問に答えます。
電話番号を捨てて、格安データ通信SIMだけにするメリットとデメリット
皆さまこんにちは、やまです。(@AS157503)
昔、某家電量販店で携帯販売員をしてた経験があります。
節約志向なのもあり、スマホ代を抑える事を考えるのは人一倍うるさいです。
格安SIMは数年前に比べかなり一般的になってきましたね。
その中でも特に節約志向が高い人は冒頭の様に「音声通話機能も削って更に料金を安くしたい」と言う方も少なからずいるはずです。
結論から言えば、データ専用SIMのみの運用はデメリット対策が必要ですが、一年で1万円の節約になります。
今回、携帯電話番号を捨てるメリットとデメリットについて書きました。
格安SIM利用者の中でも上級者向けの内容ですが以下からどうぞ。
090番号での電話が不可になるデメリット
データ通信専用SIMだと、090・080番号は一応ありますが音声通話の契約をしてないので通話は不可になります。
普段の連絡はテキストメッセージアプリを使えば良いですが、今すぐ連絡取りたい時とかすぐ返事をくれるとは限りません。この場合音声通話に代わる手段が必要。
対策:LINE OUT等の無料通話サービスを使う
解決方法はLINE OUTなどの無料通話できるサービスを使うだけ。
この辺はスマホを持ってる方なら楽にクリア出来ますね。
LINEの友達同士なら通話は無料・お店の固定電話も無料の所も多くあり、有料だとしても1分3円と激安です。
LINEだけじゃなく、FacebookメッセンジャーやiPhone同士なら無料通話できるFaceTime audioなどいくらでも代替え可能です。
書類上の連絡先が無くなるデメリット
例えば何らかの契約書類や、仕事での緊急連絡先として携帯電話番号を伝える必要がある場合、番号なしだと困りますね。
プライベートでならLINEの連絡先交換だけで済みますが、仕事などで電話番号が無いというのは考えられませんでしょうし。
対策:無料の050番号を取得する
090や080番号の代わりに「050番号」を作るのがオススメです。090などの電話番号と違い無料で作れる事が多く、発信・受話も可能。
有名なのはOCNの050Plusですが有料。オススメなのはブラステルの050番号サービスの「050Free」です。
通話料はプリペイド式でたまにチャージして通話しないと利用実績なしと見なされ解約される事もありますが、基本料はずっと無料。
>ブラステル|050 Free(050フリー) – Brastel
フリーダイヤルに掛けれなくなるデメリット
普段の電話はLINE OUTでOKですが、まれにフリーダイヤルに電話をすると言うシチュエーションがあると思います。
LINE OUTや050番号の殆どはフリーダイヤルへの通話は不可となってるので対策が必要ですね。近くの友人から電話を借りると言う手もありますが。
対策:ブラステルの050Freeを使う
上記で無料の050番号取得する際ブラステルを推した理由はこれです。ブラステルに限ってフリーダイヤルに電話する事が出来るんです。
私はIP-Phone SMARTの050番号も持ってるのですがこちらはフリーダイヤル通話不可。ブラステルは掛けれました。
試しにブラステルでドコモインフォメーションセンターに掛けた際のスクショ。通話中表示されてるのでフリーダイヤルに掛けれてるのが分かると思います。
110番等の緊急通話が出来なくなるデメリット
電話番号を捨てる上で一番重要なのはこの緊急電話が掛けれなくなる可能性がある点です。緊急電話とは110番(警察通報)や119番(火事・救急)など。
滅多にない事なのですが対策は考えておくべきです。その時の状況によっては命に関わる部分ですし。
対策:緊急時用のアプリをダウンロードしておく
対策としては以下のアプリを使う事です。位置情報で最寄りの警察や消防署の連絡先(03等の固定電話番号です)にアクセス出来ます。
あとは先程の通話アプリで電話すれば良いだけです。
携帯電話番号を捨てるメリット
以上考えられるデメリットを挙げましたが、メリットをここで解説します。
通信料金が更に安くなる
音声通話機能を省いたデータ通信専用の格安SIMなら更に通信料金を抑える事が出来ます。
以下は大手格安SIM会社IIJmioの料金例です。データ容量は3GB、au回線のAプランで比較してます。
プラン名 | 税抜料金 |
音声通話SIM | 1600円 |
データ通信SIM | 900円 |
差額 | 700円 |
1ヶ月で700円の節約、1年だと差額8400円の節約となりました。家族4人で焼肉食べ放題にいけちゃいますね顔文字
より気軽に通信会社を変更できる
大手キャリアに比べ緩いとはいえ、格安SIMの音声通話SIMは1年の最低利用期間を設定してるのが殆どです。当然期間内の解約だと違約金も発生します。
格安SIMはキャリアに比べ料金激安、変わり反面通信速度の波が激しいのがよく語られるデメリットですよね。
サービス開始直後はそこそこの速度を保ってたのに半年後劇遅くになって使い物にならないなんてのはザラにあります。
携帯電話番号の無いデータSIMだと最低利用期間の定めが無い事が多いので、「この会社使えねーから別会社の格安SIMに乗り換えるわー」というのが解約金なしで出来ちゃいます。
まとめ:SMS機能付きのデータSIMに乗り換えよう
- 通常の通話はLINE OUTを使う
- 書類上の連絡先は無料の050番号を使う
- フリーダイヤルへの電話はブラステルを使う
- 緊急通話は緊急通報アプリを通して使う
以上、データSIMのみにする上での注意点と対策について書きました。
少し面倒な部分もありますが対策を決めたら待ってるのは激安な通信料金と縛りからの開放です。
因みにデータSIMにも2種類あって、SMS機能付きとそうでないものがあります。SMS機能付きだと約120〜150円月額料金に上乗せされますが、結論から言うとつけておいた方が良いです。
他サービスへの登録にSMS受信が必須だったりしますし、何よりLINE OUTはLINEを使って080や090の番号からかけられるというサービスです。
SMSで認証していないとこれが使えません。仕組み上仕方が無い事なので付けておきましょう。
最後に、そのSMSオプション料金もケチりたい人はauやソフトバンク回線の格安SIMを選びましょう。
- ドコモ回線の格安SIM→SMS機能は有料、通信速度は遅め
- au・ソフトバンク回線の格安SIM→SMS機能は標準搭載、通信速度は速め
ドコモ回線以外はSMSオプションが無料(標準搭載)・そして平均して速度が安定して速いです。
私は今サブ回線にLINEモバイル(ソフトバンク回線)のデータSIMを使ってます。速度の検証が済み満足度は高めなので一本化をガチで考え中です。