複雑とよく言われるキャリアの料金プランの仕組み。なるべくわかりやすくまとめてみた筈なのでiPhoneやAndroidスマホをドコモ・au・ソフトバンクで購入する際の参考にどうぞ。
複雑なケータイ会社の料金プラン
「複雑すぎてよくわからない」とよく言われるスマホの料金。通常、契約とかってよーく説明を受けて納得した上で結ぶものですが、スマホだと何故か良くわからない内に契約しちゃうんですよね。
この記事では複雑なスマホの料金についてまとめてます。実質負担金の仕組みや前に問題になてた0円スマホについても説明してるのでスマホを買う前に読んで行ってください。
スマホの料金プランの仕組み
大まかに言うと基本料+接続料+パケット定額料です。この3つで構成されてると思ってOKだと思います。
基本料
基本中の基本、電話としての必須契約部分です。ソフトバンクの「ホワイトプラン」だとかauの「LTEプラン」がここに当たります。1,000円前後。
昔は基本料プラス通話料でしたが最近は何度かけても通話料無料になる通話定額プランが主流。ドコモの「カケホーダイプラン」など。
いくら電話しても通話料がナシになる代わりに基本料も高くなってます。ドコモのカケホーダイプランは2835円。5分以内の通話が何度でも無料のカケホーダイライトプランなんてのもあります。こちらは1836円。
web接続料
基本料だけではスマホの肝の機能、インターネットができません。ネットに繋げる代わりに払うのがこのweb接続料。ドコモの「spモード」などに当たります。つまりスマホでネットを使う為には必須部分。
自宅のインターネットだと「インターネットサービスプロバイダ(ISP)」と呼ばれる部分です。概ね324円。自分専用のメルアドが無料で付いてきます。
パケット定額料
基本料+web接続料までの契約でネットに繋がることが出来ます。ただこのまま無制限に通信すると大変な目にあいます。と言うのもスマホの通信は基本従量課金(使った分だけ払う)。
webサイトを見過ぎると見た分だけ料金が発生すると言うことです。パケ死という言葉が昔ありましたが、これはこの数万単位の請求がきた状態の事を指します。
パケ死を防ぐ為に生まれたのがこのパケット定額料。いくらwebサイトを見ても料金が一定額の支払いで良くなり青天井請求にならないようになります。色々種類がありますがこれは次で説明。
パケット定額料に項目色々あるけどこれは何?
上記写真はau料金ページのスクリーンショット。どれもパケット定額には変わりないです。この○GBと言うのは通信速度が高速で使える容量。
LINEなどのテキストメッセージはそんなにこの容量消費しません。ただ人によっては動画をガンガン見る人もいるでしょう。その為に定額料を複数用意してる訳です。
プランにある○GBを超えると各社共通で月末まで超低速(128kbps)になります。128kbpsという速度は2世代前位の速度です。ネットには繋がりますが明らかに遅いと感じるはずです(SNSやLINEメッセージ、テキストベースのwebページ観覧で精一杯)。
最近はスマホを使う人は多くキャリアの通信設備に影響が出るほどにまでなりました。ヘビーに通信する人が増えてそこまで使わない人の分も使う人がいて、使わない人そこで通信量を多く使う人・使わない人向けに複数データ定額量を提供し出した訳です。
スマホの実質価格って何?
ケータイもそうですがスマホには実質価格という言葉があります。スマホは高性能故どれも数万円するので2年の分割で買ってるはず。
ただそうなると上記の料金プランと並行して払うこととなり結構高額。そこで出てくるのが月額割引。ソフトバンクだと月月割、auだと毎月割、ドコモの月々サポートと呼ばれる割引のこと。
例えばドコモで9万円のスマホを買ったとします。24か月分割払いにすると3750円。ただ月々サポートとして同じ期間、月3000円割り引かれます。表にするとこんな感じ。
分割金:3750円 月々サポート割引額:△3000円 =750円
最後に出てきた750円の部分が実質価格とか実質負担金と言われる部分。本体価格からの割引ではなく基本料やパケット定額料から引かれる点に注意。適用条件は各社微妙に違いがありますが概ねこんな感じ
対象端末の購入 指定料金プラン・パケット定額に加入
余程安い料金プランを選んだり、旧型のスマホを買わなけれまずこの割引は受けられます。
昔あった一括0円とか実質0円とかの違いは?
ちなみに前に問題になった「一括0円スマホ」はキャンペーンやらで本体価格が0円になってる所。大体他社から乗り換え時にタダで買えたものでした。
実質0円 | 一括0円 | |
①端末代金 | 60000円 | 0円(タダ) |
②月額割引 | △60000円 | △60000円 |
2年間の負担額 (①ー②) | 0円 | △60000円 (通信料金が割り引かれる) |
機種変更なら実質0円なのに乗り換えだと一括0円だと当然長期ユーザーが損するわけです。最近は大分是正されて無くなってきてはいますが。
私も昔安く最新モデルが欲しかった手前MNPを繰り返してました。その時の状況はiPhone6Plusを月額953円で運用している話をどうぞ。そういえばこの記事未完成だった…。
まとめ
- スマホの料金プランは基本料+web接続料+パケット定額料。プラス機種代金
- キャリアからスマホを買うと割引が入る
- 料金プラン、機種代金、割引を全て足せば月の通信料金が決まる
細かく言えばユニバーサル料(3円)やオプション料(留守電とか)、キャリアのコンテンツサービス料だのが入りますが大雑把に言えばこんな感じです。
ここを押さえればあとは買うスマホを選ぶだけです。長期間払うのですがら大体の仕組みは知っておいて損はない筈です。