キャリア回線卸値が値下げ。格安SIMの通信品質が良くなるかも

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格安SIM

ドコモ・au・ソフトバンクがMVNOに貸し出している回線接続料金が下がったというニュースがあったので取り上げます。格安SIMの料金がまた値下がりするかもしれませんが通信品質向上も期待できるかも。

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キャリアの回線卸値が値下げ

昨日また何気にネットしてた所このニュースが目に止まりました。各キャリアの資料を久々見たんですが確かに下がってました。

ドコモ:MVNO様向け卸携帯電話サービス概要のご説明資料
au:MVNO様向けLTE通信サービス標準プラン
ソフトバンク:MVNO様向け卸標準プラン概要のご説明資料(ソフトバンク通信網)

どれだけ下がったかは以下。2割ほどの値下がり

ドコモ:約94.5万(旧)→78.1万
au:約116.6万(旧)→96.8万
ソフトバンク:約135万(旧)→116.6万

元々ソフトバンクは去年の今頃は約333.7万だったのですがここまで下がりました。今回の接続料値下げが直接格安SIMの値下げに繋がるかもしれませんが私は疑問に思います。

回線卸の料金の仕組み

少し回線卸の話を。MVNO(格安SIM会社)がドコモやauに回線を借りる際払っているものを大きく分けると「接続料」と「追加で回線を借りる料金」の2つになります。

例えばドコモに100車線道路があるとして「おたくには10車線貸すわ。もっと欲しかったら追加料金払ってね」っていう構図となってるのがMVNO。前者が接続料、後者が追加料金。今回値下げしたのは前者。

ですが当然車(ユーザー)が増えると渋滞しますよね。これが格安SIMが本家ドコモより遅くなる原因の一つ。混雑解消するには車線を増やす手がありますが、追加料金で車線増やしてもMVNO会社も採算のバランスがあるのでなかなか踏ん切りつかないところ。

今回の接続料値下げで速度品質向上も期待できる

単純にユーザーの料金値下げになる事も考えられますが、MVNOの通信品質が向上する可能性もあります。

格安SIMは他社が値下げすれば追随して安くするなんて良くあることですが、速度が時間帯によって全然違うなんて事も当然あります(自社で持ってる接続設備の問題もありますが)。

関連:格安SIMのシェアはOCNと楽天が独走中。でも本当の1位はIIJmio

接続料値下げ→今まで買えなかった追加の車線を買えるとなりますよね。もしこれが実現したら昼に速度が大幅に落ちるなんてことがなくなる日も近いかも知れないですね。

ソフトバンクの格安SIM登場に期待

個人的にはソフトバンクMVNOが早く出ないかなと思ってます。今回の値下げで元々接続料が高かったので参入に抵抗あった格安SIM会社も「これ位ならやっても良いかな」となると思います。

ソフトバンク自体の回線品質の問題もありますけど久々に使ってみたいんですよね。ネットだと昔に比べてネガティブな印象は無くなってきてますし。

関連:ソフトバンクの格安SIMが今年出るかも。メリット・デメリットまとめ

また別の機会に書きますがソフトバンク所有の電波資産は世界標準の周波数ばかりです。国内に出回っているSIMフリースマホは大体対応してるので買い直す必要もなし。

接続料がドコモやauに比べ割高なので料金は期待できませんが、スタートしたら何かしらキャンペーンやってくれるはず。私はリリースしたら即試す予定です。

格安SIMの料金の安さ合戦は一巡した感じ。これからは品質勝負で行って欲しいものですね。

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