一向に増えないソフトバンク系格安SIM。ネックとなってるのがMVNOがソフトバンクに払う接続料の高さ。来年4月から大幅に値下げしてドコモと同等になるんだとか。
ソフトバンクがMVNO接続料を値下げへ
現在ソフトバンク系格安SIM(ワイモバイル回線のものは除く)は岐阜県のCATVが取り扱ってるHitスマホのみです。取り扱ってみたい格安SIM会社もあるでしょうが一向に増える気配がありません。
増えない理由の一つに、MVNOが回線を借りる際支払う接続料がドコモ・KDDIに比べて劇高だという所。今回ソフトバンクが接続料を3割引き下げる方向で進んでると日経新聞が報じてました。
ソフトバンクは格安スマホ事業者に貸し出す通信回線の接続料金を2017年4月から3割超引き下げる検討に入った。現在はNTTドコモが携帯電話大手3社のなかで最も接続料が安く、格安スマホ事業者の需要をほぼ独占している。ソフトバンクがドコモ並みに値下げすることで選択肢が増え、スマートフォン(スマホ)の料金競争に拍車がかかりそうだ。
3割減でドコモと同じ水準に
キャリア回線卸値が値下げ。格安SIMの通信品質が良くなるかもで書いた通り、現在の各キャリアの接続料は以下の通り。
ドコモ:784,887円 kddi:960,541円 ソフトバンク:1,151,355円
格安SIM会社の殆どがドコモのネットワークを使ってるのは接続料の安さ。KDDIはまだしもソフトバンクだけ異常に高かったが分かると思います。3割減となると805,948円。
ドコモ系格安SIMの料金プランは会社によって異なりますが、音声通話+データ容量3GBで大体1,729円。対してソフトバンク系格安SIMであるHitスマホの場合は2,138円。
接続料がドコモと同水準になり今後ソフトバンク回線を使った格安SIMが増える可能性がぐっと高まりました。KDDIも追随して値下げしてくれたら面白そうですね。
関連:ソフトバンクMVNO「Hitスマホ」プラン詳細。どちらかと言えばHit Net TV加入者向け格安SIM
ワイモバイル優位に変わりなし
仮にドコモ系格安SIM並みの料金になり、ソフトバンク回線を使った格安SIMが増えたとしても私はワイモバイルを使ったほうが良いなという考えに変わりありません。
理由の一つが使える周波数帯。ソフトバンクのMVNO向け資料には「旧ワイモバイルのネットワークは含みません」と言う文面があります。となるとソフトバンクMVNOではワイモバイルの電波資産であるband3が使えない可能性があります。
ワイモバイルはソフトバンクの電波資産をフルに使える上、混雑時間帯(特に昼の12時台)でも速度が落ちません。私はワイモバイルの再販型格安SIMであるロケモバプレミアムを使ってますがキャリアと同等の速度だということを保証します。
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